
ポンパドゥール夫人 ロココの開花と革命の予兆
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 1986年12月 |
ISBNコード |
978-4-309-22124-3
(4-309-22124-6) |
税込価格 | 3,524円 |
頁数・縦 | 441,5P 図版5枚 20cm |
商品内容
要旨 |
平民出身ながら、美貌と才知を武器に、国王ルイ15世の寵姫にのしあがり、国政にまで参与して内外に権力をふるった女性、ということであれば、権勢欲にとり憑かれた野心家という印象で、ポンパドゥール夫人の評価はかんばしくない。とりわけ、彼女の政治的影響力がフランスに災いを招いたとして断罪する意見もある。にもかかわらず著者は、善良で、世話ずきで、健気で、率直なこの女性に対して、寛容な気持にならざるを得ない。そして、彼女の政治が挫折したのは彼女だけの責任ではないし、彼女の芸術への影響力、それに一見華やかに見えはするが現実は苦難にみちたその生涯が、彼女が失敗したすべてのことに対する釈明になっている、という。 |
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目次 |
1 憂愁の王ルイ15世 |