• 本

江戸の音

出版社名 河出書房新社
出版年月 1988年3月
ISBNコード 978-4-309-22142-7
4-309-22142-4
税込価格 1,708円
頁数・縦 198P 20cm

商品内容

要旨

伽羅の香と毛氈の緋色、遊女の踊りと淫なる声、そこに響き渡った三味線の音色が切り拓いたものは何だったのか。―江戸に越境したモダニズムの淵源を、音楽の変容を通し、アジアから欧州に広がる規模で探る。

目次

第1章 三味線と越境するモダニズム(音楽と音の境界
緋色と三味の音が空間を作りかえる
音と所作のシンボリズム
日本人の音の受容)
第2章 歌舞伎または夢の群舞(三味線と歌舞伎の結合
三味線のエロティシズム
京劇と歌舞伎)
第3章 《対論=武満徹》江戸音曲の広がり(日本の楽器は意図的に不自由にできている
サワリに見る独自の雑音志向
邦楽に固有の合理化)
第4章 伝播と涵養、花開く技法(演歌は半島から渡ってきた?
演歌と三味線音楽
熱狂的に迎えられた浄瑠璃の世界)