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ゴマメの歯ぎしり 平和を探して生きる

出版社名 河出書房新社
出版年月 2004年7月
ISBNコード 978-4-309-22415-2
4-309-22415-6
税込価格 1,980円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

戦争は、なぜ、なくならないのか―。東京大空襲の語り部としてしたたかに、粘り強く、平和の重さを説き続ける著者の戦後史回想60年。

目次

国策から落ちこぼれた少年期
暗くて長いトンネルを抜けたが
朝鮮戦争に悩んで書き出す
転んでもただでは起きぬと
わが青春の柴又と寅さんと
東京大空襲を語りつぐ
ブダペストでベトナム少女に会う
戦時下のハノイに招かれる
「ぼくたちは油断できない」
焼け残り電柱から映画に
その年、秋の出会いと別れと
スーチーさんとアリアス氏に会う
一難去らずにまた一難
犬も歩けば棒にもあたる
攻撃される人に思いをよせて

出版社
商品紹介

東京大空襲の語り部の、戦後史回想60年。軍国少年失格、貧しい時代を共有した山田洋次との出会いと寅さん誕生秘話など。

著者紹介

早乙女 勝元 (サオトメ カツモト)  
1932(昭和7)年、東京生まれ。一二歳で東京大空襲を経験。働きながら文学を志し、一八歳の自分史『下町の故郷』が直木賞候補に推される。『ハモニカ工場』発表後は作家に専念。ルポルタージュ『東京大空襲』がベストセラーになる(日本ジャーナリスト会議奨励賞)。70年、「東京空襲を記録する会」を結成し、『東京大空襲・戦災誌』が菊池寛賞を受賞した。99年に映画「軍隊をすてた国」を企画。2002年、江東区北砂に「東京大空襲・戦災資料センター」をオープン、館長就任。庶民の生活と愛を書き続ける下町の作家として、また東京空襲の語り部として、未来を担う世代に平和を訴え続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)