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異端の民俗学 差別と境界をめぐって

出版社名 河出書房新社
出版年月 2006年4月
ISBNコード 978-4-309-22451-0
4-309-22451-2
税込価格 2,200円
頁数・縦 210P 20cm

商品内容

要旨

農耕民の民俗研究に焦点を絞った柳田民俗学も、その出発点では山人やサンカ、被差別民の世界をフィールドにおさめていた。柳田が放棄したそうした対象に大胆に取り組んだ8人の先達の業績を追い、民俗学の新たな可能性を示唆する画期的なドキュメント。

目次

序章 柳田國男と共同幻想
第1章 福沢諭吉と下級武士のエートス
第2章 喜田貞吉と「賤民」の歴史民俗学
第3章 尾佐竹猛と下層の民俗学
第4章 中山太郎と人柱の土俗学
第5章 瀧川政次郎と禁断の日本史
第6章 菊池山哉とエッタ族の人類学
第7章 赤松啓介と解放の民俗学
終章 三角寛と対幻想のサンカ学

著者紹介

礫川 全次 (コイシカワ ゼンジ)  
1949年生まれ。ノンフィクション・ライター。フィールドは、近現代史・犯罪民俗学・特殊民俗学。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)