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タブーに挑む民俗学 中山太郎土俗学エッセイ集成

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年3月
ISBNコード 978-4-309-22462-6
4-309-22462-8
税込価格 2,200円
頁数・縦 254P 20cm

商品内容

要旨

差別・人柱・憑き物・葬礼―柳田國男の「不肖の弟子」中山太郎は、その奔放な想像力と史癖を駆使して、人柱、葬礼、差別研究など、ことごとく国家あるいは社会のタブーに触れるテーマを追求することになった。忘れられた民俗学者の今日性に迫る。

目次

1 性愛と犯罪(性に関する迷信
農業祭に現れた生殖崇拝
民俗の改廃が生んだ特殊の犯罪)
2 差別と芸能(暖簾と民俗
獅子舞雑考
住吉踊考―附、願人坊主考
牛蒡種と称する憑物
盲人の生活と旅行)
3 生贄と葬礼(田植に女を殺す土俗
穀神としての牛に関する民俗
本朝変態葬礼史
屍体と民俗)
4 土俗と伝説(持方の一夜―土俗採集の見学旅行の記
物の周りを廻る土俗
巫女の持てる人形
コオロギ橋と袖モギさん
御左口神考)

出版社
商品紹介

常民の民俗学の枠を超えタブーに挑んだ、際物的なテーマに取り組んだ傑作論考17本。「田植に女を殺す土俗」「本朝変態葬礼史」等。

著者紹介

中山 太郎 (ナカヤマ タロウ)  
1876年、栃木県生まれ。民俗学・土俗学。1947年逝去
礫川 全次 (コイシカワ ゼンジ)  
1949年生まれ。在野史家。フィールドは、近現代史、犯罪・特殊民俗学。歴史民俗学研究会代表(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)