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サンカの起源 クグツの発生から朝鮮半島へ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年6月
ISBNコード 978-4-309-22578-4
4-309-22578-0
税込価格 2,640円
頁数・縦 352P 20cm

商品内容

要旨

箕、筬を作り、修繕するサンカは古く「クグツ」に起源を持ち、そのクグツは、古代の朝鮮から屠蓄業だけでなく、じつは箕や筬作りにも従事していた、白丁(ペクチョン)に淵源することをつきとめる。永遠のテーマ「サンカの起源は何か」に終止符を打ち、サンカ古代起源説を明らかにする決定的な論考。図版多数。

目次

1 サンカ生態論(関東地方のミナオシ
三角寛と虚構のサンカ論
周縁に生きる
地域別呼称と特性)
2 サンカ系譜論(資料「茨城県の箕直し部落」から
大江匡房『傀儡子記』とその後
芸能系クグツと細工系クグツ
朝鮮の被差別民・白丁)
3 サンカ起源論(「妓種もと柳器匠の家に出ず」
「クグツ」は外来語である
呪具としての箕と箕作り差別
渡来者集団とクグツ・サンカ)

出版社
商品紹介

サンカ研究の第一人者が、サンカの起源をクグツに遡り、さらに朝鮮白丁に到る大論考。

著者紹介

筒井 功 (ツツイ イサオ)  
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)