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東北の再発見 民衆史から読み直す

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年12月
ISBNコード 978-4-309-22587-6
4-309-22587-X
税込価格 3,080円
頁数・縦 261P 20cm

商品内容

要旨

飢餓の大地に生きる人びとの語り継がれる記録から、東北人の実像に迫る。歴史に学ぶ、東北の未来。

目次

第1部 東北の隠れた先人たち(もう一つの東北人論―東北はどんな人を生み出したか
飢餓の風土の生きて―天文山前原寅吉
語り継がれた東北の人びと―保阪嘉内・宮沢賢治・前原寅吉
賢治の国柱会とベジタリアン大祭―国境を越える構想)
第2部 東北日本の近代史(東北史への視点―先住民の文化から
地震・津波の一世紀―東北被災史
日本民衆史の北限と南限―内なる差別構造
新たな民衆像の創出を―民衆史研究の意義)
第3部 民俗誌を現代にいかに生かすか(優しい東北の山の人びと―マタギとともに
水俣川流域の民俗誌―胸を打つ無名者の証言
庶民のこころと情報革命
秩父事件への小さな疑問から
秋田事件の再評価をめぐって―自由民権運動の志に学ぶ)
第4部 東日本大震災に思う(3・11から何が変ったか
内部被曝の怖ろしさ―ヒロシマとフクシマと水俣)

出版社
商品紹介

宮沢賢治から無名の先人まで、東北で語り継がれてきた人々の姿から描く東北土着の歴史。民衆史の第一人者による東北民衆史の決定版。

著者紹介

色川 大吉 (イロカワ ダイキチ)  
1925年千葉県生まれ。歴史家。民衆史・自分史の提唱者。東京大学文学部国史学科卒業。東京経済大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)