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猿まわし被差別の民俗学

出版社名 河出書房新社
出版年月 2013年7月
ISBNコード 978-4-309-22594-4
4-309-22594-2
税込価格 2,090円
頁数・縦 231P 20cm

商品内容

要旨

中世以前、猿は信仰され、また馬の守り神として飼われ、芸も仕込まれた。が、その信仰の零落とともに猿飼は賎視されるようになった。被差別者全般を視野に入れて取材・探究された、第20回旅の文化賞受賞の著者による、初めての決定的な書き下ろし。

目次

第1章 近世・猿まわしの身分と暮らし
第2章 現代猿まわしの故郷・山口県
第3章 戦国大名と猿飼
第4章 「猿飼」地名を歩く
第5章 「藤内」を結ぶ糸
第6章 古代・中世資料に見える猿まわし
第7章 猿まわしの起源
第8章 猿と人間
第9章 猿まわしの系譜
第10章 なぜ差別されたか

出版社
商品紹介

猿に関わる人はなぜ差別されたのか、猿まわしからさかのぼり、各地に見られる猿地名と「呪的能力者」から探る。

著者紹介

筒井 功 (ツツイ イサオ)  
1944年、高知市生まれ。民俗研究者。元・共同通信社記者。正史に登場しない非定住民の生態や民俗の調査・取材を続けている。第20回旅の文化賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)