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偽書『東日流外三郡誌』の亡霊 荒吐の呪縛

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年12月
ISBNコード 978-4-309-22792-4
4-309-22792-9
税込価格 2,145円
頁数・縦 226P 20cm

商品内容

要旨

中央の歴史が黙して語らぬ東北に残った原日本の姿を描く、禁断の書『東日流外三郡誌』。偽書と判明しても、いまだ人を呪縛するその魔力の源泉は一体何か。その捏造のからくり―伝説の津軽三千坊、修験道の始祖・役小角、浄土宗の金光上人、安東水軍、荒吐神など、その全貌を“プレ三郡誌”の世界にまで遡りあますところなく抉り出し、偽書の正体に迫る渾身の力作。

目次

序章 徘徊する亡霊
第1章 長期の論争が終息しても…
第2章 史上最大の偽書?その実態は
第3章 早熟な偽作者
第4章 「中山三千坊資料」をベースとした“プレ三郡誌”の生成
第5章 『東日流外三郡誌』への道
第6章 『三郡誌』の説く荒吐神の正体

おすすめコメント

東北の古代 中世史を書き換えようとした壮大な偽書『東日流外三郡誌』。修験道の伝播、安東水軍の構想がいかに捏造されたかを、「プレ三郡誌」に遡り徹底的に論破する、明解な解説。

著者紹介

藤原 明 (フジワラ アキラ)  
1958年、東京都生まれ。出版社編集勤務の後、ノンフィクションライターに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)