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筑前化物絵巻

出版社名 河出書房新社
出版年月 2025年7月
ISBNコード 978-4-309-22970-6
4-309-22970-0
税込価格 3,278円
頁数・縦 153P 26cm

商品内容

要旨

『筑前化物絵巻』とは?2023年7月、大人気テレビ番組『開運!なんでも鑑定団』で紹介され注目を集めた、新発見の妖怪絵巻。安政4〜6年頃(1857〜59)成立、作者は福岡・黒田藩の武士で、二日市温泉(筑紫野市湯町)在住だった人物と推定されている。奇談を好む作者が、自らの体験や伝聞を元に文と絵を記したという体裁で、40体以上の新種妖怪が登場。筑前の地域色が濃く、既存の妖怪絵巻の主流派絵画と異なる系統に属し、学術的にも稀少で画期的な発見となる。本書は、その『筑前化物絵巻』諸本の一つ、福岡の旧家・荒木家に伝わる「荒木家本」を書籍化したものである。

目次

奇譚より生ずるもの(京極夏彦)
筑前化物絵巻 化物画図+現代語訳(巨大蝸牛
銭蛇
眼から光を放つ異獣
明烏塚の異獣
チョコ(チョコサイ)
〓蟹(ヨウフク)
綱切烏賊
異形の海女
異形のものと蝮蛇の喰い合い
異形の鰒 ほか)
縮小全図+全文翻刻
翻刻注
資料 早稲田大学図書館蔵『化物絵巻』縮小全図
『筑前化物絵巻』解説(近藤瑞木)

著者紹介

近藤 瑞木 (コンドウ ミズキ)  
東京都立大学大学院日本文化論教室教授。1967年横浜市生まれ。日本近世文学専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)