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共感の正体 つながりを生むのか、苦しみをもたらすのか

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-309-23112-9
4-309-23112-8
税込価格 2,310円
頁数・縦 206P 20cm

商品内容

要旨

私たちはなぜ、人を助けるのか?共感の時代、共感力、反共感論、共感疲労…。「ケア」や「利他」に、共感は必要か?科学的にみるとどうか。哲学ではどんなふうに扱ってきたか。今、どう考えればよいのか―。そもそも共感とは何なのか?現代社会のキーワード“共感”―その本質を根っこから捉え直す。

目次

はじめに いまなぜ“共感”か?
1部 共感の科学(動物も共感するのか?
共感の起源を探る―科学的研究の成果)
2部 共感の哲学(哲学者の捉えた共感と反共感論
共感とは何か―現象学から本質を問う)
3部 共感の未来(心を癒す共感の力―心のケアの原理を考える
なぜ私たちは人を助けるのか?)

出版社・メーカーコメント

いまや共感の時代。だが、そもそも共感とは何か。哲学史・心理学史に精通する著者が、自然科学の知見も参照しつつ、共感をめぐる思想の系譜を概説。成熟した共感のありようをも探究する。

著者紹介

山竹 伸二 (ヤマタケ シンジ)  
1965年、広島県生まれ。学術系出版社の編集者を経て、現在、心理学・哲学の分野で批評活動を展開している。評論家。同志社大学赤ちゃん学研究センター嘱託研究員。桜美林大学非常勤講師。現代社会における心の病と、心理的治療の原理、および看護や保育、介護などのケアの原理について、現象学的な視点から捉え直す作業を続けている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)