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ひとごと クリティカル・エッセイズ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2024年11月
ISBNコード 978-4-309-23160-0
4-309-23160-8
税込価格 2,750円
頁数・縦 276P 19cm

商品内容

要旨

すべてを「自分ごと」として考えることなどできないのなら、なぜ「ひとごと」は悪いことなのか。他人との距離はいかにしてポジティブなものになるのか。『非美学』の若き哲学者による渾身の批評=エッセイ集。

目次

スモーキング・エリア#1 煙草とおなじくらい分煙が好き
100パーセントの無知な男の子に出会う可能性について
非美学=義家族という間違った仮説をもとに
ポシブル、パサブル―ある空間とその言葉
スモーキング・エリア#2 音響空間の骨相学
コントラ・コンテナ―大和田俊“Unearth”について
プリペアド・ボディ―坂本光太×和田ながら「ごろつく息」について
スパムとミームの対話篇
スモーキング・エリア#3 僕でなくもない
やさしさはひとにだれかのふりをさせる―大前粟生『私と鰐と妹の部屋』について
感じたらこの法螺貝を吹いてください―『全裸監督』について
異本の論理―アラン・ロブ=グリエ『ヨーロッパ横断特急』について
絵画の非意識―五月女哲平の絵画について
失恋工学概論
スモーキング・エリア#4 時間の居残り
見て、書くことの読点について
テーブルクロス・ピクチャープレーン―リー・キット「僕らはもっと繊細だった。」展について
日記を書くことについて考えたときに読んだ本―滝口悠生『長い一日』について
ひとんちに日記を送る
Tele‐visionは離れて見てね〔ほか〕

著者紹介

福尾 匠 (フクオ タクミ)  
1992年生まれ。哲学者、批評家。博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)