• 本

ある北朝鮮政治工作員の告白

出版社名 河出書房新社
出版年月 2002年9月
ISBNコード 978-4-309-24267-5
4-309-24267-7
税込価格 2,200円
頁数・縦 205P 20cm

商品内容

要旨

1966年、統一事業を任務として南下、慶尚南道で銃撃戦の末、スパイとして逮捕される。33年間の獄中での死と隣り合せの生活と出所後、北へ帰るまでの1年半の南の人々との触れ合いを記録した非転向・信念の現代史。

目次

第1部 生き抜いた者への拍手(重い鉄の門が軽く開く
人と触れ合わなければ ほか)
第2部 私の名は“非転向長期囚”(歳月を計算する方法
時計のない監獄 ほか)
第3部 勇気とは死を覚悟すること(私の過ごした監獄
辞書を暗記した理由 ほか)
第4部 私の心のツツジ(生き抜いた者への拍手
キムソンミョンとネルソン・マンデラ ほか)

出版社
商品紹介

長期の獄中生活と釈放後の暮らしを赤裸々につづったもので、現代史の貴重な記録といえる。

著者紹介

金 東起 (キム ドンギ)  
1932年北朝鮮咸鏡南道端川に生まれ、咸鏡北道城津(現在の金策市)で幼年を過ごす。1950年人民軍に支願入隊し、ソウル、秋風嶺などで朝鮮戦争に参加する。戦争が終わり除隊、労働学院(大学予科課程)を経て平壌産業大学に入学。卒業後、産業省に入省。1966年韓国慶尚南道晋陽郡に政治工作員として南下したが、住民の通報により軍警察に包囲され、銃傷を受け逮捕される。1967年無期懲役刑が確定し西大門拘置所、釜山、大邱、大田、光州で33年間に及ぶ監獄生活を送る。1999年2月、刑執行停止令により、光州にある「統一の家」で暮らす。2001年9月、北朝鮮送還措置により北朝鮮に帰る。北には妻と息子がいる
韓 幸子 (ハン ユキコ)  
1970年神戸市に生まれる。甲南大学文学部卒業後、韓国に渡り梨花女子大学などで韓国語を学ぶ。韓国で著作権エージェント業務にたずさわり帰国。現在は著作権エージェントで韓国書籍の日本への仲介、日本書籍の韓国への仲介を手掛けている。同時に翻訳者としても活動しており、韓国語に翻訳したものに『星の王子さまの恋愛論』『国弘流英語の話しかた』などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)