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非唯物論 オブジェクトと社会理論

出版社名 河出書房新社
出版年月 2019年3月
ISBNコード 978-4-309-24901-8
4-309-24901-9
税込価格 2,860円
頁数・縦 202,8P 20cm

商品内容

要旨

対象(オブジェクト)は非関係によって知られ、共生は非相互的、非対称的である―アクター‐ネットワーク論や新たな唯物論との対決を通して、オブジェクト指向存在論の核心を「非唯物論」としてあきらかにし、オブジェクトとしての東インド会社の考察によってその社会・歴史への応用をしめしたハーマン自身によるハーマン入門。

目次

第1部(オブジェクトとアクター
掘り重ねという危険
唯物論と非唯物論
ANTを発展させる試み
モノ自体)
第2部 オランダ東インド会社(VOC(東インド会社)の紹介
共生について
総督クーン
バタヴィア、スパイス諸島、マラッカ
アジア内部のVOC
ANT再論
創生、成熟、衰微、終焉
OOOの方法をめぐる一五の暫定的なルール)

おすすめコメント

世界において変化は間欠的であり、安定こそ標準なのだ。オブジェクト指向存在論をかかげてこれまでの哲学の根底をゆるがすハーマンがその思想の核心を凝縮させたマニフェスト的著作。

著者紹介

上野 俊哉 (ウエノ トシヤ)  
1962年生まれ。和光大学表現学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)