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人はなぜ「憎む」のか

出版社名 河出書房新社
出版年月 2003年7月
ISBNコード 978-4-309-25170-7
4-309-25170-6
税込価格 2,420円
頁数・縦 339P 20cm

商品内容

要旨

あらゆる大量破壊兵器の中で最も怖ろしいもの、それはわれわれの太古の脳=精神に潜んでいる。現代人は、それが爆発しないための方法を見つけ出さなければならない。―人間の感情の暗黒部分ともいえる「憎悪」は、人間関係を閉ざし、社会を傷つけ、生命を破壊し、憎む人自身の健康さえ損なう。そしてついには、憎悪は地球上で唯一最大の破壊力となる。―本書は、この「心の核兵器」をめぐり、脳科学の最新の成果を探りながら、個人と社会と国家にいかに憎悪が生じるかについて、新しい光を投げかけている。

目次

感情とは何か―感情と行動のメカニズム
憎しみを根絶するための10の戦略
敵と味方を分ける本能
原始的な脳のしわざ
戦争と集団殺戮はなぜ起こるのか
人類の心の発達
自己嫌悪と自殺
性差別と人種差別
社会に広がる憎悪のメッセージ
憎しみが渦巻く職場
愛と憎しみはどんな関係か
荒れる子供たち
原始的な心の正体
復讐ではなく正義を求めよ
共感は世界を変えるか
知恵ある未来のために

出版社
商品紹介

人間特有の「憎悪」の感情を、生物学的メカニズムから、性・人種差別、自己嫌悪、そして抑制の方法まで、幅広く解くユニークな本。

著者紹介

ドージア,Jr.,ラッシュ・W. (ドージア,JR.,ラッシュW.)   Dozier,Jr.,Rush W.
ピューリツァー賞受賞作家。ハーヴァード大学卒業後、新聞編集者、弁護士として活動するかたわら、ノンフィクション作品を発表する。科学、心理学、社会学など多角的な分析を通してひとつのテーマを浮き彫りにしていく各作品は、高い評価を受けている。また、経済の分野でもアメリカ連邦経済発展機関の運営委員会議長、国連金融技術委員会の議長を歴任し、幅広い活動を続ける
桃井 緑美子 (モモイ ルミコ)  
神奈川県横浜市生まれ。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)