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五輪と戦後 上演としての東京オリンピック

出版社名 河出書房新社
出版年月 2020年4月
ISBNコード 978-4-309-25405-0
4-309-25405-5
税込価格 2,860円
頁数・縦 366P 20cm

商品内容

目次

序章 東京五輪という呪縛―シナリオが綻びるとき
第1章 ポスト戦争としてのオリンピック―舞台
第2章 聖火リレーと祭典の舞台―演出
第3章 メダリストたちの日本近代―演技
第4章 増殖する東京モデル―再演
終章 ドラマトゥルギーの転位―「速く、高く、強く」からの脱却を

出版社・メーカーコメント

ポスト戦争の時代、東京オリンピックの舞台はいかに整えられたのか。聖火リレーという演出、国民的英雄を生んだ競技という上演、そしてアジアでの再演……。五輪というドラマを活写する。この国にとって五輪とはいったい何なのか?戦後日本の呪縛を解く、オリンピック論の決定版!帝国の軍都からオリンピックシティへ……いかに舞台は整えられ、復興、万博、聖火リレー、神宮外苑、沖縄……いかに演出、上演され、マラソンランナーの悲劇、「東洋の魔女」、映画『東京オリンピック』……いかに再演されてきたか―――!?ソウル、北京、札幌、長野、そして再びの東京……

著者紹介

吉見 俊哉 (ヨシミ シュンヤ)  
1957年、東京都生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。現在、東京大学大学院情報学環教授。専攻は社会学・文化研究・メディア研究。著書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)