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真贋の世界 美術裏面史贋作の事件簿

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年5月
ISBNコード 978-4-309-25578-1
4-309-25578-7
税込価格 2,640円
頁数・縦 321P 20cm

商品内容

要旨

美術の歴史は贋作の歴史でもある。名作のあるところ贋作あり。美術批評とは、真贋を見極める力を磨くことでもある。美術界を震撼させた、バスティアニーニのルネサンス彫刻贋作事件や、ファン・メーヘレンのフェルメール贋作事件など、世に名高いあまたの古今東西の贋作事件の真相を追跡する、斯界の第一人者の決定的名著。「贋作年表」を巻末付録に。

目次

まぼろしの名画「黄不動」
謎に包まれた雪舟の「山水長巻」
61人の「モナ・リザ」姉妹
妖しき「ルネッサンス彫刻」
ナチスを手玉にとった天才ファン・メーヘレン
揺れ動く「ファン・ゴッホ」
写楽追跡
浮世絵師北斎の「油絵」
日本の鑑定術
鑑定の神様ベレンソン
狙われたロダンのデッサン
マルスカートは贋作者にして芸術家
ピカソが指摘したピカソの贋作
影のデ・キリコ
名門クライスラー家の騒動
市民が告発した贋作美術館
メトロポリタン・スキャンダル
模倣と創造

著者紹介

瀬木 慎一 (セギ シンイチ)  
1931年生まれ。美術評論家。中央大学法学部卒業後、50年代から岡本太郎、花田清輝らの前衛芸術運動「夜の会」に参加。美術社会学研究を展開。西洋美術の紹介にもつとめた。東京藝術大学で教鞭もとった。国際美術評論家連盟会長なども歴任。2011年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)