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昭和十八年幻の箱根駅伝 ゴールは靖国、そして戦地へ

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年9月
ISBNコード 978-4-309-27754-7
4-309-27754-3
税込価格 1,980円
頁数・縦 204P 20cm

商品内容

要旨

伝統の箱根駅伝は、軍部の圧力で昭和15年で中止された。しかし、学徒動員で死ぬ前にもう一度箱根を走りたい、という学生たちの強い願いは、戦勝祈願という名目で、靖国神社をスタートすることで開催にこぎ着けた。しかし多くの関係者はその後なぜ、口を閉ざしたのか。「紀元二千六百三年靖国神社・箱根神社間往復関東学徒鍛錬継走大会」と改名された幻の大会の全貌を徹底取材で描くノンフィクション。

目次

第1章 箱根には正月が二度やって来る
第2章 死ぬ前にもう一度箱根を走りたい
第3章 戦時下の青春―日大・成田静司の日記から
第4章 慶應、往路優勝!
第5章 復路始まる
第6章 戦時下の箱根駅伝
第7章 三つ巴の優勝争い
第8章 戦場へ
第9章 箱根を走った「誇り」

おすすめコメント

戦時体制下、中止していた箱根駅伝は、昭和18年の一度だけ靖国神社スタートで復活した。秘せられた幻の大会の全容を初めて明かす。

著者紹介

澤宮 優 (サワミヤ ユウ)  
1964年、熊本県生まれ。ノンフィクション作家。青山学院大学文学部卒業、早稲田大学第二文学部卒業。陰で懸命に生きる人物をモチーフに、スポーツから文学、歴史まで幅広い分野で執筆。2003年1月に刊行された『巨人軍最強の捕手』で、第14回ミズノスポーツライター賞優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)