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記憶の遠近法

新装新版

河出文庫 し1−22

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年7月
ISBNコード 978-4-309-40854-5
4-309-40854-0
税込価格 858円
頁数・縦 251P 15cm
シリーズ名 記憶の遠近法

商品内容

要旨

サラマンドラや一角獣、タロッコカード、宝石など、著者の得意とするテーマを満載する論考八編からなる第一部と、これまで自らタブーとしてきた身辺雑記や回想を「望遠鏡をさかさまにして世界を眺める」遠近法で描いたエッセイ群からなる第二部。過去と現在という時間を交差させて織り上げた魅惑の作品集。

目次

サラマンドラよ、燃えよ
一角獣について
タロッコの謎
宝石の伝説
『狩猟の書』について
盗みのエロティシズム
態位について
目の散歩
ツェッペリン幻想
私の昆虫記
ハーゲンベックの思い出
カフス・ボタンのこと
「コドモノクニ」のこと
ドラゴン雑感
少年冒険小説と私
玩物抄
アポロとウェヌス
蝿とエメラルド
思い出と現在
エメラルド、五月の露
花火、七月の夜
ガラス幻想行
糸車から燭台まで

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)