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落語の年輪 江戸・明治篇

河出文庫 て5−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年11月
ISBNコード 978-4-309-40877-4
4-309-40877-X
税込価格 1,045円
頁数・縦 397P 15cm
シリーズ名 落語の年輪

商品内容

要旨

その起源は戦国時代にまでさかのぼる「舌耕芸」落語の歴史を、詳細な調査と、落語家たちへの限りない共感をもって描き出した本格的落語通史の前編。この「江戸・明治篇」では、落語の原点「咄」の誕生から、御伽衆の活躍、寄席の成立、三遊亭圓朝の登場、明治の上方落語の盛衰までを描く。詳細な資料研究と落語家たちの生きた声の取材をもとにして綴る、画期的な落語通史の前編。

目次

序章 落語名義考(咄と噺と話
咄から落語へ)
1章 近世前期の咄―御伽衆から職業的咄家の時代へ(落語の原点
仕方咄の成立
辻咄と座敷咄のはじまり
浮世草子と落し咄)
2章 近世後期の咄―寄席咄の全盛時代(上方の会咄
江戸の会咄
寄席咄時代のはじまり
江戸戯作と落語)
3章 明治の東京落語―名人円朝の登場(三題咄の流行
三遊派の形成
柳派その他の動静
落語会のアプレ・ゲール
東京落語の再出発
明治の大衆文学)
4章 明治の上方落語―分裂から凋落へ(桂派の台頭と分裂
桂派と浪花三友派の競合
落日をまねく“反対派”)

著者紹介

暉峻 康隆 (テルオカ ヤスタカ)  
1908‐2001年、鹿児島生まれ。文学博士。近世文学を専攻し、なかでも西鶴をはじめとする江戸戯作文学の研究を行い、早稲田大学などで教鞭をとった(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)