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私の出会った落語家たち 昭和名人奇人伝

河出文庫 う10−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2007年12月
ISBNコード 978-4-309-40879-8
4-309-40879-6
税込価格 792円
頁数・縦 207P 15cm

商品内容

要旨

浅草育ちで無類の落語通でもあった著者が、戦前から付き合いがあり、生涯の友とも言うべき古今亭志ん生をはじめ、文楽、馬の助、圓太郎、彦六、圓生、里う馬、可楽など、二十余人の噺家、寄席芸人たちとの交流、数奇な人生、抱腹絶倒のエピソードを、東京下町の風俗を背景に愛惜をこめて描く名エッセイ。

目次

橋場の家―蝶花楼馬の助
金車亭―典山、残月楼、伯山
酒乱の客―文都、甚語楼
昔の寄席―柳家甚語楼
旅のポマード―春風亭柳條
新進四人会―甚語楼、馬の助、文都、柳楽
年の瀬の寄席―三升家小勝
「しみじみ」と「うまさかな」―柳家小半治
志ん生とあんか
路地の痴話―柳家蝠丸
三匹の犬とあるじと―正岡容、玉川太郎
縁の下の人―橘家圓太郎
長いコート―三笑亭可楽
黒い蝶―三遊亭圓生
遺言―鈴々舎馬風
前座―しん上、文の助
はしば会―林家彦六
文治と勲章
倒された案山子―土橋亭里う馬
塙保己一と桂文楽
考える今輔
百面相―松柳亭鶴枝
志ん生の恩人―柳家三語楼
正月の寄席
深川永花亭のこと
錦城斎典山のこと

著者紹介

宇野 信夫 (ウノ ノブオ)  
1904年、埼玉県生まれ。東京浅草で育つ。慶應義塾大学卒業。劇作家・演出家。在学中から劇作を始め、「巷談宵宮雨」に主演した六世尾上菊五郎に激賞され、斯界の第一人者となる。放送文化賞、芸術選奨文部大臣賞、菊池寛賞などを受賞、文化功労者となり、“昭和の黙阿弥”と称された。1991年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)