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江戸の非人頭車善七

河出文庫 し13−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年3月
ISBNコード 978-4-309-40896-5
4-309-40896-6
税込価格 935円
頁数・縦 195P 15cm

商品内容

要旨

徳川幕府の江戸では、人別帳からはずれて路上にたむろする者を、非人に落として、弾左衛門の支配の下、四人の非人頭が管理した。浅草地区の非人頭車善七は、彼らに乞食、紙くず拾い、牢屋人足などをさせた。善七の居住地の謎、浅草溜、非人寄場、弾左衛門との確執、解放令以後の制度の解体と、非人たちの行方を探る。

目次

第1章 車善七の居住地(吉原裏の居宅
鳥越に賎民支配の原型
鳥越猿屋町について
新鳥越町と新吉原)
第2章 車善七の「溜」(吉原裏の家
車善七の「溜」
牢屋人足と日勘進
非人寄場と浅草紙)
第3章 車善七vs.弾左衛門(神話的前史
実話的前史
車善七の訴え
由緒捏造合戦
裁判再開)
第4章 車善七の解放令(顔のない親分
解放令
乞食撲滅運動)

著者紹介

塩見 鮮一郎 (シオミ センイチロウ)  
1938年、岡山市生まれ。河出書房新社編集部を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)