• 本

永訣の朝 樺太に散った九人の逓信乙女

河出文庫 か16−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年8月
ISBNコード 978-4-309-40916-0
4-309-40916-4
税込価格 792円
頁数・縦 244P 15cm

商品内容

要旨

「みなさん、これが最後です。さようなら、さようなら」―。終戦まもない昭和20年8月20日の朝、南樺太・真岡郵便局に勤務する、九人の若い女性電話交換手が自決した。ソ連軍の進駐がどんなものなのか予測不可能な状況下、通信業務の使命を全うする中で、何が彼女らを死に追いやったのか…。関係者への徹底取材で、当時の乙女らの日常と、悲劇の真相を追跡するドキュメント。

目次

さよならの朝
交換手の残留と“決死隊”
それぞれの別離
非常体制の夜
八月二十日真岡郵便局の朝
電信係銃撃にさらされる
混乱する電話交換室
他局との最期の交信
救出された三人の乙女
占領下の真岡町で
約束された「引揚げ船」の幻
「九人の乙女」はなぜ死んだか
「九人の乙女」の虚と実
伊藤千枝さんへの想い

著者紹介

川嶋 康男 (カワシマ ヤスオ)  
1950年、北海道生まれ。ノンフィクション作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)