• 本

浮世断語

河出文庫 さ17−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年12月
ISBNコード 978-4-309-40936-8
4-309-40936-9
税込価格 836円
頁数・縦 278P 15cm

商品内容

要旨

この随筆はひとりよがりの芸談ではない。いうならば明治大正昭和三代にわたる世相や人心の推移変遷を筆にした観察記であり、落語そのものの真の醍醐味を語った趣味論であり、得がたい風俗史の資料メモであり、言語生活録である。面白さを追求した教養人、金馬に始まり金馬に帰る、落語の名著の決定版。

目次

咄家の着物
咄家の食物
刺青の話
芝居と落語
ピン
珍芸変人
変名と渾名
落ちと当意即妙
寿限無論
符牒の語源〔ほか〕

著者紹介

三遊亭 金馬 (サンユウテイ キンバ)  
1894年、東京本所生まれ。三代目。明快な語り口でわかりやすく、抱腹絶倒、そして何度きいてもあきない芸風で、老若男女だれからも絶大な人気を誇った落語家。昭和の大名人のひとり。頑固痛快な人柄で親しまれ、落語の普及に尽くした。1913年、三遊亭歌当名で入門。1929年、三代目金馬襲名。1934年、東宝名人会専属。1964年、逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)