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疑惑 推理小説傑作選

河出文庫 お21−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2009年12月
ISBNコード 978-4-309-40995-5
4-309-40995-4
税込価格 792円
頁数・縦 205P 15cm

商品内容

要旨

その執拗なまでの観察眼で対象に肉迫する作家・大岡昇平の散文精神は、愛好した推理小説を実践する際にも、その威力を遺憾なく発揮した。ここに収めた初期ミステリの代表作九篇も安易な解決を望むことなく犯人を追う。海外で実際に起きた事件や題材も採り入れながら大胆に展開される。本格的な傑作選。

著者紹介

大岡 昇平 (オオオカ ショウヘイ)  
1909年、東京生まれ。作家。スタンダールに傾倒し、フランス文学の翻訳を始める。第二次大戦で召集されミンドロ島で米軍捕虜となり、戦後、その体験を執筆し作家生活に入り、戦後文学を代表する存在となる。主な著作に、『俘虜記』(横光利一賞)、『野火』(読売文学賞)、『花影』(毎日出版文化賞)、『レイテ戦記』(毎日芸術賞)、『中原中也』(野間文芸賞)、『事件』(日本推理作家協会賞)などがある。1988年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)