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江戸の城と川 賤民の場所

河出文庫 し13−6

出版社名 河出書房新社
出版年月 2010年12月
ISBNコード 978-4-309-41052-4
4-309-41052-9
税込価格 836円
頁数・縦 193P 15cm

商品内容

要旨

徳川入府以前の江戸については、よく知られていない。秩父の山奥から出てきた平重継が、平川が海に注ぎ込む江の戸口に、まず館を築く。そして江戸氏を名乗る。四通する川の随所に城郭が築かれる。舟運と陸運、馬事や監視の面からも、そこは賎民の活躍する場所となる。隠蔽されたもうひとつの江戸の実態を掘り起こす意欲作。

目次

1章 水の地図(始原の地図
水と地の境界)
2章 館の地図(地図と権力
江戸の後背地
ヒノクマ牧場
坂東圏構想の誕生
「江戸館」建設
江戸対鎌倉)
3章 川の地図(平川
石神井川
摂津国の長吏
荒川、入間川、隅田川
利根川、渡良瀬川
四条河原)
4章 城の地図(江戸氏衰退
太田江戸城
城と川
城の周辺
後北条の支城)
補考 さらに江戸の城と川―文庫版のあとがきにかえて

著者紹介

塩見 鮮一郎 (シオミ センイチロウ)  
1938年、岡山市生まれ。河出書房新社編集部を経て、作家に(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)