• 本

私の戦後追想

河出文庫 し1−63

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年7月
ISBNコード 978-4-309-41160-6
4-309-41160-6
税込価格 1,045円
頁数・縦 285P 15cm

商品内容

要旨

旧制中学に入学した年に戦争が始まり、旧制高校に入学した年に戦争が終結したのは、奇妙な偶然である。―著者の記憶の底から拾い上げた戦中戦後のエピソードをはじめ、東京や鎌倉の思い出、酒や食べ物などの日々雑感、そして最後の病床期など、好奇心に満ち、乾いた筆致でユーモラスに書かれた体験談。『私の少年時代』に続く自伝的回想エッセイ集。

目次

勤労動員と終戦(帝都をあとに颯爽と
血みどろな軍歌 ほか)
戦後の日々(戦前戦後、私の銀座
ポツダム文科の弁 ほか)
日々雑感(威勢のわるい発言
よいお酒とよい葉巻さえあれば ほか)
記憶の中の風景(変化する町
駒込駅、土手に咲くツツジの花 ほか)
病床にて(体験
妙な考えごと ほか)

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)