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強いられる死 自殺者三万人超の実相

河出文庫 さ23−2

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年10月
ISBNコード 978-4-309-41179-8
4-309-41179-7
税込価格 935円
頁数・縦 300P 15cm

商品内容

要旨

年間三万人を超える自殺者を出し続けている自殺大国・日本。パワハラに苦しめられたサラリーマン、月の残業時間一八〇時間で死に追いやられた“名ばかり管理職”、いじめ自殺の事実をひた隠しにする学校現場、閉ざされた環境で自殺が多発する自衛隊…自殺は「自ら選んだ死」ではない、「強いられた死」なのだ。日本の病巣と向き合い、希望の在り処を探し出す渾身のルポ。

目次

年間自殺者一〇年連続三万人超
パワハラと過重労働の果てに
死を誘う郵政民営化
多重債務問題の本質
倒産という呪縛―中小企業経営者
閉ざされた世界―学校と自衛隊
絶望と、それでも、これから
解説 自殺、原発事故、そして変革の正念場へ(上田紀行)

おすすめコメント

年間三万人を超える自殺者を出し続けている自殺大国・日本。いじめ、パワハラ、倒産……自殺は、個々人の精神的な弱さではなく、この社会に強いられてこそ起きる。日本の病巣と向き合った渾身のルポ。

著者紹介

斎藤 貴男 (サイトウ タカオ)  
1958年東京生まれ。ジャーナリスト。早稲田大学商学部卒業。英国バーミンガム大学修士(国際学MA)。新聞記者、週刊誌記者を経てフリーに(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)