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山窩奇談

河出文庫 み23−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2014年2月
ISBNコード 978-4-309-41278-8
4-309-41278-5
税込価格 836円
頁数・縦 259P 15cm
シリーズ名 山窩奇談

商品内容

要旨

箕作り、箕直しなどを生業とし、移動生活を事としたサンカ。その生態を直接、または警察関係者から聞き取った、研究者で元新聞記者の三角寛による貴重な取材実録。川辺でセブリと呼ばれる天幕生活を営み、古くからの慣習を尊び、独特の厳しい掟を守って暮らす彼らの、警察や犯罪、事件との関わりを伝える。

目次

序話 山窩に憑かれて狸穴がよい
第2話 蛇崩川の蛸入道
第3話 死刑囚よ待て
第4話 山窩の隠密
第5話 吠えない犬
第6話 墓地の幽鬼
第7話 板橋に山窩を瀬降らす
第8話 尼僧のお産

著者紹介

三角 寛 (ミスミ カン)  
1903年、大分県生まれ。本名・三浦守。作家、サンカ研究家。1926年、朝日新聞社入社、説教強盗の報道で話題になる。『夫人サロン』の連載「昭和毒婦伝」で文壇デビュー。「怪奇の山窩」などの山窩小説を開拓し、流行作家となる。62年、「山窩社会の研究」で東洋大学より文学博士号を受ける。映画館の人生坐、文芸坐も経営した。71年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)