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くらしとことば 吉野弘エッセイ集

河出文庫 よ19−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2015年8月
ISBNコード 978-4-309-41389-1
4-309-41389-7
税込価格 682円
頁数・縦 179P 15cm

商品内容

要旨

難渋するような記述はない。人間観察も自然観察も日常のエピソードも、その深い視点はじつに理解しやすい。対象への誠実で鋭いまなざしは、読む人の共感を呼ばずにはおかないだろう。そして愚直なまでに人間的な温もりに包まれたユーモアが、つねに底流にある。「夕焼け」の詩人の心優しいエッセイ集。

目次

1 蜜柑の受難(初心所望
夢二題
中年寂寥 ほか)
2 漢字の中の乳房など(浄・静
母・海・スキャンダル
漢字の中の乳房など ほか)
3 バスと運転手(個人であること
二つのこと
人間そのものが荒地だ ほか)

おすすめコメント

「夕焼け」「祝婚歌」で知られる詩人ならではの、細やかなまなざしが人生のすみずみを照らす、彩り豊かなエッセイ集。

著者紹介

吉野 弘 (ヨシノ ヒロシ)  
1926年、山形県酒田市生まれ。詩人。帝国石油勤務、コピーライターを経て文筆業に。「櫂」同人。詩集に、『感傷旅行』(読売文学賞)、『自然渋滞』(詩歌文学館賞)など。校歌・社歌などの作詞は十二篇に及ぶ。2014年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)