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アリス殺人事件 不思議の国のアリス ミステリーアンソロジー

河出文庫 あ26−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年6月
ISBNコード 978-4-309-41455-3
4-309-41455-9
税込価格 913円
頁数・縦 345P 15cm

書店レビュー 総合おすすめ度: 全1件

  • 読むほどに「アリス」の不思議が深まる贅沢なアンソロジー!

    執筆陣がとても豪華です。組み合わせが意外に感じましたが、個人的に好きな作家が並んでいてその並びを見るだけでうれしい気分になります。書下ろしがないのは残念でしたが、久しぶりに読む登場人物がいたりしてそれも良かったです。それぞれの作者の作風が全然違うので、内容はバラエティに富んでいて、全体を俯瞰すると不思議な感じのするアンソロジーになっています。

    何気なく購入したので解説を読んで「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」の影響力の大きさに驚きました。またその解説は読みごたえがあって「アリス」関連のミステリー作品を数多く紹介しているのですが、読んでみたくなる本ばかりで困るほどです。

    この本は1990年〜2002年の間のアリスに関係するミステリー短編を集めたアンソロジーだそうですが、その前に 「不思議の国のアリスミステリー館」ミステリーアンソロジーが編まれていて、そちらは昭和編だそうです。その作家陣の名前を見るだけでまたとても興味がそそられます。

    (2016年6月26日)

商品内容

要旨

世界中で愛読される『不思議の国のアリス』『鏡の国のアリス』をテーマに、人気ミステリー作家・有栖川有栖、宮部みゆき、篠田真由美、柄刀一、山口雅也、北原尚彦が紡ぐ6つの物語。事件から事件へ、現実と異世界を自在に行き来する、ユーモアと不思議が溢れるアリスの世界へようこそ。

おすすめコメント

「不思議の国のアリス」「鏡の国のアリス」をテーマに現代ミステリーの名手6人が紡いだ事件の数々……アリス愛に溢れた傑作短篇集。

著者紹介

有栖川 有栖 (アリスガワ アリス)  
1959年大阪府生。『月光ゲームYの悲劇’88』でデビュー
宮部 みゆき (ミヤベ ミユキ)  
1960年東京都生。「我らが隣人の犯罪」でデビュー
篠田 真由美 (シノダ マユミ)  
1953年東京都生。『琥珀の城の殺人』でデビュー
柄刀 一 (ツカトウ ハジメ)  
1959年北海道生。『3000年の密室』で長編デビュー
山口 雅也 (ヤマグチ マサヤ)  
1954年神奈川県生。『生ける屍の死』でデビュー
北原 尚彦 (キタハラ ナオヒコ)  
1962年東京都生(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)