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若冲

河出文庫 し1−68

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年11月
ISBNコード 978-4-309-41489-8
4-309-41489-3
税込価格 814円
頁数・縦 182P 15cm

商品内容

要旨

綺想の画家、日本最高のマニエリストとして再評価著しい伊藤若冲の魅力をさまざまな角度から掘り下げる。鶏や梅、貝やかえるなど、いろいろな動植物、「もの」を先入観にとらわれずに自分の眼で描き、ユニークな羅漢石仏を刻んだ市井の隠哲を味わい尽くす生誕三百年記念企画。森銑三から安岡章太郎、辻惟雄、澁澤龍彦、芳賀徹、坂崎乙郎、種村季弘…へ。

目次

若冲小録(森銑三)
相國寺と伊藤若冲―導いてのち救われて(辻惟雄)
伊藤若冲(梅原猛)
若冲羅漢抄―洛南石峰寺所見(吉井勇)
日本の装飾主義とマニエリスム(澁澤龍彦)
伊藤若冲―物好きの集合論(種村季弘)
物について―日本美的再発見(安岡章太郎)
伊藤若冲(坂崎乙郎)
異郷の日本美術―オクラホマの若冲(芳賀徹)
若冲絶讃―「若冲」を蒐集するあるアメリカ人(千澤〓(てい)治)
若冲灯籠(澤田ふじ子)
伊藤若冲の夢を孕む“物たち”の世界(由良君美)
博物誌としての花鳥画―伊藤若冲の針穴写真機(種村季弘)
若冲―謎の画人(瀬木慎一)
若冲とサボテン(瀬川弥太郎)
竜華寺のサボテン―絵とそのモデルについて(蔵原惟人)
若冲展墓(林哲夫)

おすすめコメント

生誕100年を迎え、いまもっとも注目著しい画家の魅力を探る。辻惟雄、芳賀徹、種村季弘、澤田ふじ子、安岡章太郎など豪華執筆陣。

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928‐1987。フランス文学者、評論家、小説家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)