• 本

陰陽師とはなにか 被差別の原像を探る

河出文庫 お15−3

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年2月
ISBNコード 978-4-309-41512-3
4-309-41512-1
税込価格 858円
頁数・縦 251P 15cm

商品内容

要旨

安倍晴明だけが陰陽師ではない。貴族でない、民間の陰陽師が、占いや祈祷、巫術などを事とし、千秋万歳・大黒舞といった予祝芸や放浪芸にも従事し、差別された。蘆屋道満の伝説にも結びついていった播磨の陰陽師集団・集落などを中心に各地を調査し、その実際をつぶさに掘り起こした沖浦民俗学の金字塔。

目次

第1章 安倍晴明ブームをめぐって
第2章 陰陽師と渡来系文化
第3章 聖神社と「しのだづま」伝説
第4章 柳田國男の「特殊民」研究
第5章 「道々の者」と陰陽道
第6章 中世猿楽と陰陽道
第7章 近世「役者村」の起源

おすすめコメント

陰陽師は安倍晴明のような貴族だけでなく、各地に差別され、占いや呪術、放浪芸に従事した存在があった。その実態を明らかにする。

著者紹介

沖浦 和光 (オキウラ カズテル)  
1927年、大阪生まれ。東京大学文学部卒業。比較文化論、社会思想史専攻。桃山学院大学学長などを歴任した。2015年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)