• 本

バビロンの架空園

河出文庫 し1−74

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年8月
ISBNコード 978-4-309-41557-4
4-309-41557-1
税込価格 968円
頁数・縦 301P 15cm

商品内容

要旨

古代の七不思議の一つ、大都市バビロンにあった巨大建造物「架空庭園」には、あらゆる種類の植物、珍奇な花々が集められ、孔雀や極楽鳥が遊び、滴り落ちる噴水の涼しい水幕を通して、下界の街を見渡せた…。植物界の没落貴族たち、植物界のイカロス、薬草と毒草、香料、琥珀、庭園への偏愛など、植物をめぐるユニークな十八篇、うち二十五篇からなる「フローラ逍遥」も収録。著者没後三十年を機に、いまだからこそ新鮮な澁澤の世界を。

おすすめコメント

著者のすべてのエッセイから「植物」をテーマに、最も面白い作品を集めた究極の「奇妙な植物たちの物語集」。植物界の没落貴族であるシダ類、空飛ぶ種子、薬草、毒草、琥珀、「フローラ逍遥」など収録。

著者紹介

澁澤 龍彦 (シブサワ タツヒコ)  
1928‐87年。東京生まれ。本名龍雄。東大仏文科卒業後、マルキ・ド・サドの著作を日本に紹介するかたわら、人間精神や文明の暗黒面に光をあてる多彩なエッセイを発表。晩年は小説に独自の世界を拓いて、広く読まれた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)