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南方熊楠 近代神仙譚

河出文庫 さ38−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2017年11月
ISBNコード 978-4-309-41579-6
4-309-41579-2
税込価格 858円
頁数・縦 179P 15cm

商品内容

要旨

独創は苦々しい宿命であり、先駆は悲痛な使命であるという哲理の証人の一人として世に現われた我々の主人公は、多くの伝説で飾られながらも畸人という通俗な観念でかたづけられ、誤まられていた。この異様な文化人の奔放不羈にも、亦、天真無垢な人間像を眺めたいという目的で、確たる証拠に従って書かれた、格調高い最初の熊楠評伝小説。

おすすめコメント

同郷の熊野出身の博物・民俗学者・南方熊楠を紹介した初めての評伝。熊楠生誕150年に、初めて文庫化。読みやすい新字新仮名で。

著者紹介

佐藤 春夫 (サトウ ハルオ)  
1892年、和歌山県新宮生まれ。詩人、作家。慶應義塾大学文学部中退。抒情的清明な詩歌と倦怠・憂愁の小説で文壇に地歩を築いた。文化勲章受章。1962年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)