すみなれたからだで
河出文庫 く16−3
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2020年7月 |
ISBNコード |
978-4-309-41759-2
(4-309-41759-0) |
税込価格 | 748円 |
頁数・縦 | 263P 15cm |
商品内容
要旨 |
よく晴れた冬の日、わたしは父を施設へ入居させることを決めた。厳格な祖母が仕切る家で、母の出奔後もひっそりと生きたかつての父。そして今、自分の人生を選び取ることで夫とすれ違いを深めていくわたし。生きるということは、二人の男を棄てることなのだろうか…。手探りで生きる人々の人生に寄り添い描いた作品集。文庫版にあたり、短篇「夜と粥」を増補。 |
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おすすめコメント
父が、男が、女が、猫が突然、姿を消した。けれど、本当にいなくなってしまったのは「私」なのではないか……。生きることの痛みと輝きを凝視する珠玉の短篇集に新たな作品を加え、待望の文庫化。