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考える身体

河出文庫 み32−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年6月
ISBNコード 978-4-309-41817-9
4-309-41817-1
税込価格 1,342円
頁数・縦 346P 15cm

商品内容

要旨

言葉、詩、美術、音楽、建築、映画、演劇、そして舞踊―あらゆる芸術は出来事として体験される。その出来事を前に、嵐のように襲う感動に打ち震えるこの身体とはいったい何か。身体と精神、さらには個と社会との関係性を新たに捉えなおし、人間という生命現象の始原、不思議に迫る身体論の必読書。文庫化にあたって特別書下ろし「人間、この地平線的存在」を収録。

目次

1 メディア(人類の星の時間のメディア―変容する身体
二十世紀芸術、舞踊へ―変容する芸術 ほか)
2 身体(身体教育ということ
国語教育と身体 ほか)
3 表現(男が着飾る時代へ―ファッションの身体
写真は時間芸術である―写真の身体 ほか)
4 舞踊(舞踊の始原―ピナ・バウシュの問い
ディアギレフと二十世紀バレエの流れ―ディアギレフの場所1 ほか)
5 思考(思考の身体)

出版社・メーカーコメント

人類の歴史に「身体」を位置づけながら、「身体」と精神、言葉、思考、そして映画や音楽、演劇、舞踊といった諸芸術との関係をスリリングに描き出した身体論。書下ろし「舞踊の地平線」収録。

著者紹介

三浦 雅士 (ミウラ マサシ)  
1946年青森県生まれ。「ユリイカ」「現代思想」の編集長を経て80年代、批評家に転じる。文学・芸術を中心に執筆活動を展開。その間、舞踊への関心を深め90年代には「ダンスマガジン」編集長に。思想誌「大航海」創刊。著書に『メランコリーの水脈』(サントリー学芸賞)、『小説という植民地』(藤村記念歴程賞)、『身体の零度』(読売文学賞)、『青春の終焉』(伊藤整文学賞、芸術選奨文部科学大臣賞)など多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)