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十二神将変 新装版

河出文庫 つ2−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年1月
ISBNコード 978-4-309-41867-4
4-309-41867-8
税込価格 990円
頁数・縦 267P 15cm
シリーズ名 十二神将変

商品内容

要旨

魔方陣を象った九星花苑で罌粟を栽培し、宴を催す秘密結社。その一員が急死した。傍らには十二神将像の一体が。茶道の貴船家、薬種問屋の最上家、花舗・菓子司の真菅家、精神病理学者飾磨天道、サンスクリット学者淡輪空晶、青蓮寺住持。絡み合う忍恋の行方は、そして十二神将像と花苑の秘密とは―。現代短歌の巨星が遺した絢爛豪華な傑作ミステリ。

出版社・メーカーコメント

ホテルの一室で一人の若い男が死んでいた。所持していた旅行鞄の中には十二神将像の一体が……。秘かに罌粟を栽培する秘密結社が織りなすこの世ならぬ秩序と悦楽の世界とは? 名作ミステリ待望の復刊!

著者紹介

塚本 邦雄 (ツカモト クニオ)  
1920年、滋賀県生まれ。歌人、評論家、小説家。歌誌「玲瓏」主宰。51年第1歌集『水葬物語』でデビュー。三島由紀夫の支持を受ける。以後、岡井隆、寺山修司らと前衛短歌運動を展開し、成功させた。『日本人靈歌』で現代歌人協会賞、『詩歌變』で詩歌文学館賞、『不變律』で迢空賞、『黄金律』で斎藤茂吉短歌文学賞、『魔王』で現代短歌大賞を受賞。2005年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)