• 本

灯(ひ)をともす言葉

河出文庫 は29−1

出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年3月
ISBNコード 978-4-309-41869-8
4-309-41869-4
税込価格 869円
頁数・縦 221P 15cm

商品内容

要旨

たしかに、ぼくら、すこし調子にのりすぎた。もっと便利に、もっと精巧に、もっともうかるように、そんなことばかり目がけて、かんじんの“人間”がどうなるか考えもしなかった―本当の美しさや、世の中、政治、そして戦争について。徹底して庶民に寄り添った雑誌「暮しの手帖」創刊者の、時代を超える言葉たち。いつしか自分を、世界を変える生活の哲学。

目次

美について
この国について
私たちの暮しについて
造ること、売ること、買うことについて
装うことについて
ぼくの仕事、そしてジャーナリズムについて
戦争について

出版社・メーカーコメント

「美」について、「世の中」について、「暮し」について、「戦争」について――雑誌「暮しの手帖」創刊者が、物事の本質をつらぬく。時代を超えて、今こそ読み継がれるべき言葉たち。

著者紹介

花森 安治 (ハナモリ ヤスジ)  
1911年神戸市生れ。東京帝国大学文学部美学美術史学科卒業。召集され戦地へ赴くが病をえて除隊、大政翼賛会宣伝部に勤務。敗戦後の1948年、雑誌「暮しの手帖」を創刊。企画取材執筆から誌面のデザイン、表紙画や装釘にいたるまで自ら手がけ、庶民に寄り添った衣食住の提案や、生活を脅かす社会や戦争への批判を続ける。同誌を発行部数100万部の雑誌に育て上げ、生涯にわたり編集長を務めた。1972年、著書『一銭五厘の旗』で読売文学賞を受賞。1978年逝去(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)