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なしくずしの死 上

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2002年3月
ISBNコード 978-4-309-46219-6
4-309-46219-7
税込価格 1,540円
頁数・縦 454P 15cm
シリーズ名 なしくずしの死

商品内容

要旨

『夜の果てへの旅』の爆発的な成功で一躍有名になった作者が四年後の一九三六年に発表した本書は、その斬新さのあまり非難と攻撃によって迎えられた。今日では二十世紀の最も重要な作家の一人として評価されるセリーヌは、自伝的な少年時代を描いた本書で、さらなる文体破壊を極め良俗を侵犯しつつ、弱者を蹂躙する世界の悪に満ちた意志を糾弾する。

著者紹介

セリーヌ,ルイ‐フェルディナン (セリーヌ,ルイ−フェルディナン)   C´eline,Louis‐Ferdinand
1894‐1961年。フランスの作家。三八歳のとき出版した『夜の果てへの旅』が大反響を呼び、ゴンクール賞候補となった。常識を無視した大胆な文体破壊と狂憤に満ちた良俗侵犯は、第二次大戦中の彼の反ユダヤ主義への非難と逮捕によって一時葬られたが、亡命三部作を経て死後に再評価が高まった
高坂 和彦 (コウサカ カズヒコ)  
1932、東京生まれ。東京外大、東京都立大大学院修了。仏文専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)