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なしくずしの死 下

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2002年3月
ISBNコード 978-4-309-46220-2
4-309-46220-0
税込価格 1,540円
頁数・縦 503P 15cm
シリーズ名 なしくずしの死

商品内容

要旨

“絶望のアナーキスト”から“反ユダヤ主義者・対独協力者・戦争犯罪人”まであらゆるセンセーショナルな肩書きを背負ったセリーヌは、呪われた作家だ。だがその絶望と怒りの底には、声なき弱者への限りない慈しみが光る。そして哀しみとユーモアも。生来負債として負わされている死を、なしくずしに支払っていくしかないと謳う、狂憤の書にして愛に満ちた救いの書。

著者紹介

セリーヌ,ルイ‐フェルディナン (セリーヌ,ルイ−フェルディナン)   C´eline,Louis‐Ferdinand
1894‐1961年。フランスの作家。三八歳のとき出版した『夜の果てへの旅』が大反響を呼び、ゴンクール賞候補となった。常識を無視した大胆な文体破壊と狂憤に満ちた良俗侵犯は、第二次大戦中の彼の反ユダヤ主義への非難と逮捕によって一時葬られたが、亡命三部作を経て死後に再評価が高まった
高坂 和彦 (コウサカ カズヒコ)  
1932、東京生まれ。東京外大、東京都立大大学院修了。仏文専攻(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)