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艶本紀行東海道五十三次 新装版

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2001年1月
ISBNコード 978-4-309-47410-6
4-309-47410-1
税込価格 715円
頁数・縦 400P 15cm
シリーズ名 艶本紀行東海道五十三次

商品内容

要旨

日本橋から東海道、そして伊勢路へ―『閨中膝磨毛』の旅。弥次・北ならぬ九次郎兵衛・舌八の繰り広げる色道修行の珍道中。宿場では飯盛旅籠に泊まり、遊廓の女郎と遊び、茶屋の女をからかい、旅の娘にちょっかいを出しては、おおしくじり。艶本・道中記を渉猟し、現地を訪ねて資料を探索し、故老への聞き書きをして、江戸時代の旅を再現した貴重な街道の風俗史。

目次

旅立ちまで(弥次・北、膝栗毛ブームを作る
おびただしい道中もの艶本
三人も作者が変わった「膝磨毛」
『旅枕五十三次』と『色競花都路』
道中の必需携行品さまざま)
東海道(日本橋―日本橋勝手に足の向くところ
品川―品川は鶏よりつらい馬の声
川崎―万年屋十五年目で内儀くい
神奈川―富士の留守人穴ねらう奴がくる
程ヵ谷―すききらい武蔵と相模名が高し
戸塚―佐馬の馬戸塚の坂で二度転び
藤沢―藤沢の女郎抜身の客をとり
平塚―蝶々はすかれげじげじいやがられ
亀山―夜のつた馬はねておく旅日記
関―開眼をすると一休ぶうらぶら
坂下―雀いろ時大竹へとまる客
土山―なまかべにぬる土山のとめ女
水口―逃る道なくところてん切て出し
石部―生娘を帯屋がしめた伊勢もどり
草津―評判は馬まで這入る乳母が餅
大津―紫へ来る道中も五十三)
伊勢路(神戸―太鼓うつたび馬の蝿とまりかえ
白子―白子の観音松坂の汗じらみ
上野―飯盛も陣屋くらいは傾ける
津―伊勢までは同行のつく御大禄
雲津―抜参り人のなさけを汲んでゆき
松坂―太神宮へ荒神でのりつける
小俣―町人の栄華は御師の迎え籠
山田―伊勢へ来て太神宮へ寄つてくる
京都―島原の通は籬で直切つてる)