• 本

シネマの快楽

河出文庫

出版社名 河出書房新社
出版年月 2001年5月
ISBNコード 978-4-309-47415-1
4-309-47415-2
税込価格 836円
頁数・縦 301P 15cm

商品内容

要旨

ゴダール、タルコフスキー、シュミット、エリセ…日本公開時に行なわれた、名作の数々をめぐって映画の達人どうしが縦横無尽に語りあかす、愛と本音がこぼれる名トーク集。さらに、古今東西の映画をめぐって、自由自在に語りあう対談も収録。映画音楽の話や、架空の十夜連続上映会の催しなど、まさにシネマの快楽満載。

目次

ゴダールらしさの構造―ジャン=リュック・ゴダール『パッション』をめぐって
なんというナイーヴさ―ゴッドフリー・レジオ『コヤニスカッティ』をめぐって
室内のソ連市民社会―ニキータ・ミハルコフ『ヴァーリャ!』をめぐって
知を揺るがす宇宙論的変容―アンドレイ・タルコフスキー『ノスタルジア』をめぐって
名づけられないものの相貌―ジャン=リュック・ゴダール『カルメンという名の女』をめぐって
メロドラマの映画術―エットーレ・スコラ『特別な一日』をめぐって
夢の密輸―ダニエル・シュミット『ラ・パロマ』をめぐって
記憶の集積、イメージの再生―ビクトル・エリセ『ミツバチのささやき』をめぐって
木霊を喚起する力―ビクトル・エリセ『エル・スール』をめぐって

著者紹介

蓮実 重彦 (ハスミ シゲヒコ)  
1936年生まれ。映画評論家、フランス文学者。映画関係の著書に「シネマ記憶装置」「監督 小津安二郎」「ハリウッド映画史講義」<映画狂人>シリーズ等
武満 徹 (タケミツ トオル)  
1930〜’77年。作曲家。代表作に「ノヴェンバー・ステップス」等。映画音楽に勅使河原宏監督「砂の女」、大島渚監督「愛の亡霊」等。著書に「武満徹著作集」等(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)