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藩民性から気質を読む方法 「県民性」では説明できないお国柄や人柄のルーツを探る

KAWADE夢新書 S344

出版社名 河出書房新社
出版年月 2008年7月
ISBNコード 978-4-309-50344-8
4-309-50344-6
税込価格 792円
頁数・縦 212P 18cm

商品内容

要旨

「彼は薩摩だから」「やっぱり会津人か」…。こうした物言いは、生まれ育った地域と人柄には相関関係があることを意味する。全国の各地方独特の気質を「藩」という枠組みで捉え直し、そのルーツや生成された経緯を明らかにした待望の書。

目次

1章 天下の大藩・雄藩で独自の気風は、いかに育ったか―例えば、薩摩「ぼっけもん」の源は、狩猟民族的な気質と「郷中」にあり(加賀の藩民性(石川県金沢)―代々の“狸寝入り”が育んだ独自の気質とは
薩摩の藩民性(鹿児島県鹿児島)―狩猟民族的な気質と「郷中」が「ぼっけもん」を生んだ ほか)
2章 歴史・時代小説を彩った有名藩の気質をさぐる―例えば、米沢人は鷹山公も手を焼いたほど「そんぴん」(長州の藩民性(山口県萩)―長年の“ゆがみ”が「ねつい」長州気質を生んだ
土佐の藩民性(高知県高知)―「いごっそう」「はちきん」を育んだ独特の藩史 ほか)
3章 時代、政治、因縁…がつくりあげた独特の藩民性―例えば、南部藩民が津軽、仙台と仲が悪いわけ(津軽の藩民性(青森県弘前)―本当はエネルギッシュで積極的な「じょっぱり」気質
南部の藩民性(岩手県盛岡)―南部モンは、なぜ伊達モンや津軽モンと仲が悪いのか ほか)
4章 よそにはない風土や文化があの人柄・お国柄を生んだ―例えば、なぜ久留米では人気者が続々誕生するのか(久留米の藩民性(福岡県久留米)―「にあがりもん」の要領のよさが、多くの人気者を生む
島原の藩民性(長崎県島原)―幾多の困難にも負けない「がまだす」のルーツとは ほか)

おすすめコメント

日本人の独特な人間性や気質のルーツは「藩」にあり!津軽、庄内、薩摩、長州などの歴史に影響を与えた藩を中心に、「いごっそう」「ぼっけもん」など、今もその土地に残る独自の気風や性格=「藩民性」を解き明かす画期的な書。