
アレクサンドリア四重奏 4
クレア
アレクサンドリア四重奏 4
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2007年7月 |
ISBNコード |
978-4-309-62304-7
(4-309-62304-2) |
税込価格 | 2,640円 |
頁数・縦 | 401P 20cm |
シリーズ名 | アレクサンドリア四重奏 |
商品内容
要旨 |
時は経過し、あの都会も戦争の深い影に覆われている。島で暮らすぼくのもとに、ネッシムから、帰ってくるようにという便りが届いた。彼は空襲で負傷し、ジュスティーヌは軟禁されているという。すべての人間関係が変わっていた。不安な心がぼくの内部で北極星のように震えた。しかし、憐れみと欲望と恐怖のあいだで、あの都会がふたたび眼前に広がるのをぼくは見た。ぼくの記憶が仮面の人々を住まわせておいた、あの邪悪で美しい都会。かつて、そこをぼくはとても愛していたのに、踏みとどまるだけの気力がなかった。いまにして思えば、憎んでいたのかもしれない。永久にあの都会から立ち去り、その殻を脱ぎ捨てるためにも、ぼくはいま、再会しなければならなかった。アレクサンドリア、追憶の首都に―。 |
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出版社 商品紹介 |
時が経ち、今は戦争のさなかの都会に戻ったぼくの前に、過去に沈んだはずの多くの事柄が驚くべき真実を携えて浮上する。衝撃の最終巻。 |