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医療とは何か 現場で根本問題を解きほぐす

河出ブックス 047

出版社名 河出書房新社
出版年月 2012年8月
ISBNコード 978-4-309-62447-1
4-309-62447-2
税込価格 1,540円
頁数・縦 222P 19cm
シリーズ名 医療とは何か

商品内容

要旨

医療不信、医療崩壊が叫ばれて久しい。現代医療の欠陥とはいったい何なのか?問題の根本には、医療現場で「正しい判断」が可能だという誤解がある、と著者は言う。そもそも「病気」とは何か、医療はどう移り変わってきたか、現場では実際にはいかにして意思決定が行なわれているのか―。救急医療の第一人者が、圧倒的にリアルな現場ストーリー「『私』の『たらい回し』事件」から説き起こし、現象学と言語ゲームを手がかりに、徹底的に現場で磨きぬいた原理的思考を展開。来るべき医療のかたちを照らし出す。

目次

プロローグ 「私」の「たらい回し」事件
第1章 「病気」とは何か
第2章 医療はどう移り変わってきたか
第3章 医療を哲学する―現象学と言語ゲームを手がかりに
第4章 新たなパラダイムの芽
第5章 「正しいと確信する判断」はいかにして可能か
第6章 これからの医療のかたち
エピローグ 「私」の確信

出版社
商品紹介

医療現場で「正しい判断」は不可能である?救急医学の第一人者、哲学する医師がついに書いた。医療観を刷新する、静かなる革命。

著者紹介

行岡 哲男 (ユキオカ テツオ)  
1951年、大阪生まれ。東京医科大学主任教授(救急医学)。専門は救急医学、特に重症外傷・広範囲熱傷の診療。日本救急医学会、日本熱傷学会の会長・理事、国際熱傷学会・副会長、東京医科大学病院・病院長などを歴任。米国外傷外科学会・名誉会員。1990年代半ばより、医療現場の社会学ならび現象学的研究にも従事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)