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心理療法という謎 心が治るとはどういうことか

河出ブックス 096

出版社名 河出書房新社
出版年月 2016年7月
ISBNコード 978-4-309-62496-9
4-309-62496-0
税込価格 1,980円
頁数・縦 294P 19cm

商品内容

要旨

人の心が病むのはなぜか。それはどのようにしたら治るのか―精神分析、認知行動療法、来談者中心療法、ナラティヴ・セラピー…「心の病」の理論や治療法は数多いが、苦しんでいる人にとってどれが最良なのかわかりにくい。心はいかに治されてきたか、その歴史的経緯をたどりつつ、「人間のあり方」の本質を探究し、心理療法の共通原理を考える。

目次

1 心はいかにして治されてきたか?―心理療法の理論と歴史(心理療法の歴史
深層心理学的な心理療法―精神分析の系譜
実証科学的な心理療法―認知行動療法の系譜
実存主義的な心理療法―パーソンセンタード・アプローチの系譜
構成主義的な心理療法―家族療法からナラティヴ・セラピーへ
どの心理療法が優れているのか?)
2 心が病むのはなぜか?―人間の存在本質と心の病(心の病はなぜ生じるのか?
心の病の本質論―フロイトから現象学へ
“心が病む”とはどういうことか?
“自由の主体”の発達
不安からの脱出と自由への道)
3 心の治療とは何か?―心理療法の本質と原理(多様な心理療法に共通する要因とは?
心理療法にとって無意識とは?
各種セラピーの再検討
心理療法の本質とは何か?
現代社会と心理療法)

おすすめコメント

「心の病」の理論や治療法は数多いが、心が治るとは一体どういうことなのか? 人間のあり方の本質から、心理療法の共通原理を考える

著者紹介

山竹 伸二 (ヤマタケ シンジ)  
1965年、広島県生まれ。著述家。学術系出版社の編集者を経て、哲学・心理学の分野で批評活動を展開(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)