夢みる教養 文系女性のための知的生き方史
河出ブックス 097
出版社名 | 河出書房新社 |
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出版年月 | 2016年9月 |
ISBNコード |
978-4-309-62497-6
(4-309-62497-9) |
税込価格 | 1,650円 |
頁数・縦 | 201P 19cm |
商品内容
要旨 |
女性にとって「教養」とは何か。深い知識や理解力から、読んでおくべき本のセット、洗練された趣味やふるまい、だれでも知っているべき一般常識にいたるまで、都合よく曖昧に使われてきた語「教養」。そこには、それぞれの時代に求められる女性像が投影されてもきた。大正人格主義から、通俗小説の中の「教養」、“文学少女”と雑誌投稿、戦後文学部の“女性化”、カルチャーセンター通いや“自分磨き”まで―。「教養」という言葉に折りたたまれた歴史的経緯をたどりながら、前向きに学ぶ女性たちを振り回す、実現しない夢の構造を解き明かす。 |
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目次 |
第1章 “人間”にはエリートしかなれないというよく知られた事実―通俗小説からみる大正教養派 |
おすすめコメント
「教養」という語に折りたたまれた心性の変遷を解きほぐし、前向きに学ぶ女性たちの、実現されない夢の構造を明らかにする。