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サバイバルする皮膚 思考する臓器の7億年史

河出新書 030

出版社名 河出書房新社
出版年月 2021年5月
ISBNコード 978-4-309-63131-8
4-309-63131-2
税込価格 946円
頁数・縦 249,11P 18cm

商品内容

要旨

生物を外界と隔てる最大のインターフェイス“皮膚”は、いかにして脳を進化させたのか?皮膚の能力は生命進化の過程で脳が生まれる前から存在し、「0番目の脳」とも呼ばれる。人類の祖先が二足歩行を始めた頃、その全身は体毛で覆われ、脳の容積はチンパンジーと同程度だった。人類が独自の歩みを始めたのは120万年前。体毛を無くし、皮膚感覚を覚醒させたときだ。日本の皮膚研究の第一人者が生命誕生から歴史をたどり、ホモ・サピエンス最大の神秘「意識」誕生の謎に迫る。

目次

第1章 出現―生命を創る皮膚
第2章 奇策―解放された皮膚
第3章 蘇生―自律する皮膚
第4章 攻防―病原体と皮膚
第5章 暴走―錯乱する皮膚
第6章 覇者なのか?―皮膚というシステムを見つめ直す

出版社・メーカーコメント

生物を外界と隔てる最大のインターフェイス〈皮膚〉はいかにして我々を進化させたのか? 体毛を捨て、巨大な脳を手に入れた激動の歴史を、日本の皮膚研究の第一人者がスリリングに紐解く!

著者紹介

傳田 光洋 (デンダ ミツヒロ)  
1960年神戸市生まれ。京都大学工学研究科分子工学専攻、京都大学工学博士。カリフォルニア大学サンフランシスコ校皮膚科学教室研究員、資生堂研究員、科学技術振興機構CREST研究者、広島大学客員教授を経て、明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)