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世界探検全集 10

世界最悪の旅

  • アプスレイ・チェリー=ガラード/著 加納一郎/訳
出版社名 河出書房新社
出版年月 2022年9月
ISBNコード 978-4-309-71190-4
4-309-71190-1
税込価格 2,178円
頁数・縦 292P 20cm
シリーズ名 世界探検全集

商品内容

要旨

探検とは知的情熱の肉体的表現である―20世紀初頭に繰り広げられた南極点到達競争のドキュメント。ノルウェーのアムンセン隊に遅れること僅か一カ月余。南極点に到達しながらも、帰路、全員が死亡した英国・スコット隊。この「世界最悪の旅」に、動物学者・ウイルソンの助手として同行していたチェリー=ガラード。奇しくも、第一帰還隊に編入され生還した彼が、その悲劇的な探検行の真実を綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

目次

南極探検の歴史
第一の夏
冬の行進
第二の夏
第三の夏
極地への歩み
帰還行程
遭難の批判

出版社・メーカーコメント

20世紀初頭、マイナス60度を越す極寒の地で繰り広げられた南極点到達競争。夢破れ、ほぼ全員が死亡した悲劇のスコット隊の、数少ない生存隊員が綴った凄絶・迫真のノンフィクション!

著者紹介

チェリー=ガラード,アプスレイ (チェリーガラード,アプスレイ)   Cherry‐Garrard,Apsley
1886‐1959。オックスフォード生まれの動物学者。24歳で、スコットを隊長とするイギリスの南極探検隊に参加。首席科学隊員であった動物学者ウイルソンの助手としてペンギンの発生学研究等に従事、冬の行進で“世界最悪の旅”を体験した。南極行進にあたっては第一帰還隊に編入され生還。隊内誌「ポーラー・タイムス」の編集を務め、隊員の人気者であった
加納 一郎 (カノウ イチロウ)  
1898‐1977。大阪生まれ。北海道帝国大学農学部を卒業。北大スキー部OBで日本のスキー登山の草分け。大阪朝日新聞、農林省林業試験所などに勤務するかたわら極地探検を研究。特にわが国の第一線探検家に大きな影響を与えた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)